『つ、鶴谷くん?』




『ほんとバカ、、』




『さっきから、、バカバカって、、』



顔が見えないから 
どんな表情してるかなんてわからないし


静かな部屋に時計の音と
鶴谷くんの声が響いて
すごく胸がドキドキする。



『なんでそんな可愛いんだよ、、俺、照れるじゃん。いつものしのぶさんじゃないし』




照れ、てるの?



鶴谷くんが? 



『俺も、最初はただ可愛い人だなーくらいだった。だけどからかえば照れて、無理に年上っぽく振る舞ったり。でも仕事はテキパキしてるし、』



無理に年上っぽくって、、



年上、、なんだけどな。



『気付いたら好きになってた。でもしのぶさん鈍感だろうし絶対気づかないんだろうし、なら責めてみるかってんで色々仕掛けて、、』


鈍感、、



そうなのかなと思うけど、、