ほんともう失礼だけど、
その上司部下関係がものすごくしっくりきてしまった。
『そろそろ帰るか』
そう切り出した勝浦さん。
わかってかわからずか、最後に
『深く考えんな、俺はお前の先輩でもあるんだからなそれは変わらない』
そう言った。
どんな気持ちでその言葉を言ったのか
それはわからないけど
きっと勝浦さんのことだもん。
私の気持ちが私よりもわかったんだと思う。
鶴谷くんに対しての気持ちと
勝浦さんに対しての気持ち。
それぞれ違っていて
鶴谷くんへの想いがは特に
それを認めようとはしてなくて
グラグラと気持ちが
落ち着きがなく揺れている。
ただ、今日話したことで勝浦さんへの
想いがなんなのか
それだけははっきりしたんじゃないかな。
私の中でどう思ってるのか
迷ってると分かって勝浦さんは
私を誘ってくれたんだとそう思う。