ビールを飲む勝浦さんの姿は
誰が見たってかっこいいと
思うはず。
『、、だいぶ気にしてるのなぁ筒村』
ちびちび飲む私に向かって
クスクスと笑い声と共にそう言われる。
気にしてる
とはきっと、あの日のことだよね。
途端にキスされた頬が熱くなる。
思い出して恥ずかしくなるって、、。
『今日はいきなりごめん。携帯忘れてきて、でもどうしても今日、会いたかったし』
ニコッと爽やかな笑顔。
あぁ、だからメールじゃなく手紙、、。
ストレートに会いたかったと言われた事に
落ち着かない私は余計に落ち着けなくなった。
『筒村はさぁ、どう思う?俺のこと』
唐突に聞かれた質問。
どう思う?
私が、、勝浦さんを。
それを、考えに考えてしまって
体調崩したんだけど結局、あれから
考えるのを辞めてしまったわけで
だからどう思ってるのか
自分でも曖昧。
『、、えっと、、』
なんて答えればいいのか
答えを探りながら必死で考える。
『筒村?じゃあー、、俺のこと男性として意識できる?憧れるとかそういうのじゃなくて』
男性として、、
つまりキスや恋愛対象として
見れるかどうか、、ってこと?