『おはようーしのぶ♪どう?体調は』




朝からハイテンションな明里。



そのテンションにはついていけない。



なにかきっといいことでもあったんだろう




『治った、、けど。』



おかげさまですっかり良くなった身体。



でも


あれから鶴谷くんとの出来事を思い出すと



ギュッーー


と胸が締め付けられる。



そしてそれ以上考えるのが苦しくて
一日何回ため息してるんだろうってくらい
ため息ばっかりしてた休日。


『けどなによ?あ、もしかして勝浦さんとなんか、進展あった?』




『え?』




不意に勝浦さんの名前が出てきて



私は思い出した。



そうだ、勝浦さんにもほっぺだけど
キスされたし好きだと言われたんだった、、。





鶴谷くんとの事が濃すぎて
頭の隅に追いやってた事が今ばーーっと思い出される。




『あぁー、、思い出したよぉ。どーしよぉ、、』




勝浦さんとの事が
後回しになっちゃうくらい
私は鶴谷くんのことを考えてたんだ、、。



そう思うと同時に鶴谷くんの
あの笑顔が出てきて首を横に振って
頭の中の鶴谷くんを消し去る。