『ん、、、っ』
眩しい光が窓から差し込んで
すっかり頭の痛さがなくなった私は
おでこにのってるタオルを掴んで
ゆっくりと身体を起こす。
んーっと
上に伸びをして横をチラっと見る。
『ん?、、、えっ!?』
そこには座りながら
ベッドに頭を預けてスヤスヤ寝てる
鶴谷くんの姿。
叫び声をあげそうになる私は
昨日の事を思い出す。
あ、そうだ。
私が帰るのを引き止めたんだっけ。
って、布団も着ずに寝てる。
ベッドから出た私は毛布を鶴谷くんの
背中にかけて
時計に目を移す。
『10時、、』
体も元通りとまでは行かないけど
楽になって
なにか朝ごはん作ろうかなと冷蔵庫へ。
なにもない、、
そういえば鶴谷くん
昨日薬買っておいたんでって言ってたし
おかゆつくるのに買い物にまで
行ってくれたんだ、、。
卵とベーコンが入ってたから
簡単に目玉焼きとベーコンと
お味噌汁を作ってみた。
何時に寝たんだろう
とか
私の為に作ってくれたんだよね
とか
そんな事を考えると
胸の奥がキュッと締め付けられた。