「俺、西高から来たんだけどさ」
え、西高?
西高って、、、
「お前達也(たつや)知ってんだろ?」
達也は、達也は、、、
過去を思い出してフリーズしていると
横山くんが肩に触れてきた
「おい、」
ビクッ
「やだっ!やめて!」バシッ
「ちょっ、なんだよ急に」
「こないで、お願い」
あたしはその場にしゃがみこんだ
「んだよ、」
「やだ、やだ、やだ、」
うわごとのように呟くあたしをどうすることも出来ずに横山くんは見ていた
だんだん落ち着いてきた私は震える手で自分を抱き締めて深呼吸をした
「お、おい、相田空」
「へ?」
「なんか、その、わ、悪かったな」
横山くん謝れるんだ、、、
「んだよ、謝っちゃわるいか」
「い、いや?」
「この話はまた今度するわ」
「え、あ、うん。わかった」
「それと、俺、横山くんじゃなくて横田 尚(よこた なお)だから」
「え、そうだったんだ、えっと横「尚って呼べよ」え?」
「横田じゃなくて尚って呼べ」
「あ、うん、わかった」
「空」
「ん?何?」
「空って呼んでいいか?」
「全然いいけど」
「じゃ、またな、空」
「うん、じゃーねー」