帰りのホームルームが終わり帰ろうとしていると
「空ちゃん」
クラスの子が声を掛けてきた
「なにー?」
「また横山くんが、、、」
「え、うわ」
そう、お昼に追い返した横山くんとやらが不機嫌そうにこちらを見ていた
するとそれに気付いた舜がこっちに来た
「誰?あいつ」
こっちも不機嫌なようだ
「いや、わかんない」
「なに?ストーカー?」
わざと大きな声で舜が言った
「おい、聞こえてんぞ。てめーに用はねーんだよ、そこの女に用があんだよ」
明らかにケンカを売っている
「あ゙?空は俺の彼女だ、てめーの用なんか知るか」
ケンカが始まりそうだ、どうしよう
「彼女?んなこた興味ねーよ、さっさと用を済まさせろ。」
このままだと本当に殴り合いが始まりそうなのであたしは手をあげて
「はい、あたし行くから、舜もピリピリしないで!」
「空、こんなやつほっとけ」
「舜も早くしないと部活遅れるでしょ!」
「そんなことよ「いいから早く行きなさい」…はい」
どうやら丸く収まったようだ。うん。

そしてやってきたのは人気のない校舎裏
「うし、この辺でいいか」
横山くんが止まったので
少し離れてあたしも止まる