舜が迎えに来てくれて
またこの前の公園に来た

ここの公園気まずいなー。
そんな事を思っていると
「空」
真剣な顔で舜がこっちを見ていた
「ん?」
出来るだけ自然に返した
「空はさ、俺のこと本当に好き?」
一瞬固まってしまった。
「なんで?」
「好きなのかわかんないから、、、」
どうしよう、嘘はつきたくない。
「不安なの?」
「あぁ、」
「不安にさせてごめん、」
あたしは申し訳なさそうに謝った

「いや、いいよ、別に」
そう言ってあたしの手を握ってきた。
「俺じゃだめ?」
不安そうな顔で聞いてくる舜にあたしはとことん最低だと思った
「俺じゃ空の一番になれない?」
もう一度言い直して聞いてきた舜の顔は今まで見てきたどんな表情より切なくて悲しそうだった。
「ごめん、」
なぜかそれ以上は言えなかった。

「空は俺と別れたいの?」

「舜のことは好きだよ?ただ気持ちの整理が出来てないの、ごめんね」
「そっか、じゃあ気持ちの整理が出来るまで距離おこう。」
「わかった」

そうしてあたしと舜は距離をおくことになった。