その後は二人で他愛の無い話をしていると
「愛の告白大会、はじまるよ〜!
恥ずかしくて告白できないあの子にも!
いつもは言えない恋人にも!
この場で愛を伝えちゃおう!
エントリーは今から開始するよー!」
というアナウンスが響いた。
「叶斗、なんかすげえの始まるんだな…」
直哉は苦笑いしながら、普段言えないのに人前でやるやつとかいるのかよとか言ってた。
確かにな。
でもこれは俺にとったらチャンスかもしれない。
「直哉…俺やってくる!」
「え!?叶斗!?」
そうと決めると俺は一目散に駆け出した。
最後に俺の気持ちを届けるために。