「あぁ、あった」






バックの中から五つの封筒を取り出すと、それを俺らに見せた。






「実は聖奈がね生きてる時にみんなに手紙を書いたみたいなの。私が死んだらみんなに渡して欲しいって看護師さんに行ったみたいなのよ。それで、看護師さんから手紙を預かったの。私宛のもあったわ…今からみんなに渡すわね。」






そういうと封筒をみてから一人一人に手紙を渡して行った。






「はい、最後に叶斗くんの分」






「ありがとうございます」







「んじゃ私は行くわね、文化祭頑張って!」






「「本当にありがとうございましたさようなら!」」





用を終えるとえりかさんは帰ってしまった。