「聖奈ー!お見舞いきたよー!」 叶斗くんはバイトを始めたらしく、最近よくくるのは渚ちゃんかはるか。 二人もバイトしたみたいでくるのは交互かな。 なんだかさみしいな… 「渚ちゃん…!ありが…ゲホッ!」 「聖奈無理しなくていいよ。そのままでいて」 咳き込むあたしに渚ちゃんは笑顔で言った。 「ありがと…」 最近はしゃべることすら困難だ。 一日の半分は寝ているし、からだのだるさは半端ない。