それからもあたしたちは約束を決めていた。 時がすぎるのははやい。 「ねぇ叶斗くん?」 「ん?」 「最後の約束聞いて」 「どうぞ?」 「あのね___________」 あたしは叶斗くんの耳に近づき、小声で話した。 「____ふっ、任せとけ」 今日一番の笑顔をみせた彼は、誰よりもかっこよかった。 そしてあたしの最期は、だんだんと近づいていた。