「聖奈。あなたの寿命はね、あと半年もつかわからない。 思った以上に早い進行なの。治療が間に合わないかもしれないの。」 「…そっか」 顔では笑ってみせたものの、本当は少し辛かった。 いつ言われるかと覚悟はしていたけど、自分が死ぬときを言われることはこんなにも辛いことなんだ、って。 生きているってことは当たり前じゃないんだってことを思い知った。 余命宣告。 今日あたしの命の期限が知らされました。