「っゔ!」





突然動いたせいか、強烈な吐き気があたしを襲う。





「ほら…突然動くからだろうが…」






そう言って叶斗くんはあたしの背中をさすってくれた。




「ありがと…」






叶斗くんの手のひらはすごく落ち着いた。




ずっとこうしてたい。




そう思った。