「…辛かったな。小宮。
俺は…俺ならいつでもそばにいるから。
いつでも頼っていいから。
今度は俺がお前を…守るよ」





「黒石っ…!」



黒石は同情?



それとも本当にそう思ってるの?





「泣きな。俺が胸かすから。」


本当に辛そうな黒石の顔をみて、あたしはもう一度人を信じてみようと思った。




「…ありがと」





聖奈。




本当にありがとう。





あたしは…新しい恋もできそう。





あなたがいてくれて良かった。





あたしの未来を開いてくれて




本当にありがとう…!