「はるか…遅くなっちゃったねごめんね」



時刻はもう8時をまわっていた。


「ううん!いいの!」



そんなものよりあたしは本当に大切なものを知った。



あそこで聖奈が呼んでくれなかったら。


あたしはこの先、生きていないかもしれない。



「うん!んじゃ気をつけてね!」



彼女はあたしに生きる光と未来をくれた。


「うん!ばいばい!」


ガラガラガラッ