「逆に祝えっていう方が難しいよ…?
はるかは優しいね。最低なんかじゃない。
きちんと祝おうとしたじゃんか。
そんな簡単に人のこと嫌いになんてなれるわけない。ましてやそんな大切なひとなんだからね。
はるかはそれでも渚ちゃんのことを考えてて…本当に偉いよ」





「ゔっうん…!」





聖奈の言葉があたしの傷を少しずつ癒してくれる。




「はるか、もう嫌だとか死にたいなんて言わないで。命は…大事だよ。
はるかのこと必要としてくれる人はね、たーっくさんいるの。
あたしも渚ちゃんも直哉くんも叶斗くんも思ってる。
無理に諦めろなんて言わないよ。
でもきっと…はるかのこと大事にしてくれるひとは現れるから…!」




聖奈…