「はるかになんかあったら俺が守ってやる!」





ドキッ




毎回言われるその言葉にいつもあたしの胸は高鳴る。





幼かったあたしにはまだそれがなにかわからなかったけど、この高鳴りの心地は悪くなかった。





「ありがとう直哉」





直哉はあたしのヒーローだ。





いつでも助けてくれるあたしだけのヒーロー。