「うっ、近藤!お母さんに言ってやるからな!」 「勝手にしろばーか」 そう言うと、いじめっ子の男の子は逃げて行った。 「大丈夫か?はるか」 「うん!ありがとう!」 直哉はいつもあの子のママにチクられて怒られるって分かってるのにそれでもあたしを毎回のように助けてくれた。 からかうのはあの子だけじゃない。 それ以外の子からもあたしを守ってくれた。