「ねぇ聖奈…」





「ん?」





あたしをよぶはるかの声はいつになく真剣で。





まっすぐにあたしをみる瞳に吸い込まれそうになった。






「今から話すことをきいても…あたしのこと嫌いにならない?」





「当たり前だよ!あたしはどんなはるかも好き!」




病気になって気づいたんだよ。




本当に大事な人だから。




もしはるかが殺人鬼であろうと…




あたしがはるかを好きな気持ちは変わらない。