「あーいいよいいよ。

ここのところ聖奈ずっと辛そうだったしな。クリスマスのことも忘れてたし。

俺はこれからも聖奈と一緒にいれたら…それで十分だ。」




叶斗くんは今までにないような笑顔でそう言った。




あたしはその願いを叶えてあげたい。





「うん!本当にありがとう!」





そう言ってあたしたちはしばらくイルミネーションを眺めていた。






あたしは、病気のおかげで大切な人たちの本当の大切さがわかり、もう一度幸せをつかむことができました。




今だけは病気に感謝できるかな?