「適当に座って」





叶斗くんの部屋は、二階にあって、中も叶斗くんらしい、モノトーンでまとめたシンプルな部屋だった。


「ありがと…」




「ん。で話ってなに」




すこし冷たく言い放つ叶斗くん。





まぁでもあたしが悪いから…



覚悟を決めて話す。




「あのね…今から話すこと、驚かないで聞いて欲しい…」




あたしはゆっくりと話し始めた。