「はぁっ…はぁっ…はぁっ」



いかなきゃ



叶斗くんと話をしなくちゃ…!



そう思ってあたしは全力で走る。




「はぁっ……はぁっ…」




そう思ってもあたしの落ちた体力だと、すぐに疲れて動けなくなる。



「あと…ちょっと」




叶斗くんの家まであと50mほど。




すこし立ち止まったからまた走ろうと思った瞬間




「ねぇ、そこの止まってる君〜」




誰かに声をかけられた。