そういえば渚ちゃんはわざわざ午後の授業をさぼってお昼休みにあたしを追いかけてきてくれたんだ。 渚ちゃんは絶対サボりとかやらない人なのに… あたしのために… また迷惑かけちゃったね。 「渚ちゃん。本当にありがとう!がんばってくる!」 ごめんねじゃなくてありがとうを伝える。 「うん!頑張りなさい!」 そう言うと、あたしは叶斗くん家に向かって走りだした。