バタンッ!




誰もいない家に、一人ではいる。




自分の部屋に向かい、ベットで思いっきり泣いた。





「なんで…なんであたしが病気なのよぉ…」





せっかく掴めた幸せは





あたしの中にいるヤツによって崩される。




…憎い。ヤツが。





あたしの中にいるヤツが憎い。





「憎いんだよっ!」



もうすべてが憎い。




病気になったあたしでさえも。



あたしは思いっきり怒鳴った。