なんとか学校に着き、教室のドアを開けた。



ガラガラガラッ




「おー!聖奈おはよ!今日は遅かったね」



「聖奈おはよ〜」




「おはよー二人とも。うんちょっと寝坊しちゃった、あははっ」




「そっかあ次は気をつけなさいね!」




「渚ちゃんに言われたくないけどね〜」




他愛のない話をして席につこうとする。





「____聖奈っ!」





すると背後で聞き慣れた男の人の声がした。





…振り向かなくてもわかる、叶斗くんだ。