「いってきます」 重たい足を引きずってあたしは家を出た。 なるべく人に合わない時間にしたから、辺りに人は全然いない。 「はぁ、がんばらないと…」 人がいないくらい遅くに出たから急ぎ足で学校に向かった。 「はぁ…はぁ…」 これぐらいで息がきれているのだから、体力が落ちていってるのがすごくわかる。