心配かけちゃうかな。 でもこんなとこにも気づいてくれるなんて… ほんとに心配そうな叶斗くんの顔を見る。 この優しいところが大好き。 「うん。実は食べたくないの。すごくだるくって」 「まだ熱あるのか?」 そう言って、あたしのおでこに叶斗くんのおでこをピタッとくっつけた。 叶斗くんの顔がこんなに近くにある… いつもならドキドキするのに、今日はなぜか安心感があった。