北原は俺のことずっと好きでいてくれるもんだと甘い考えをしてた。 なんせ11年も俺だけを思ってくれたんだから。 確かに甘い考えだった俺も悪い。 けどあいつの想いはこんなもんだったのかよ…! 自分の気持ちに素直になった時にはもう遅かったってわけか? ガラガラガラッ‼ 俺はドアを勢いよく開けた。