ある学園。

学校での私は、眼鏡に、三つ編みと
いう、いわゆる典型的な地味子。

でも、それは、私の本当のわたしでは
ない。

「お嬢、お帰りなさいっす」
「たっだいま〜」

私、村瀬 ひなた は
この時、初恋がくるなんてしるわけもない。