「とにかく、一人では帰っては危険です。家はどこら辺ですか?」


震える口をなんとか動かし、私の家の住所を教える。


「く...九美..町、2丁目...6-9...です。」


すると、清水さんの眉がピクリと動く。


「え、私の家の...隣...?」


この暗闇の中、街灯だけが照らす中、今私達はお互いに顔を合わせた。