ガヤガヤ...
1‐Aの教室、このドアの向こうで、これからの高校生活を共に暮らす、人達が待っているんだ...!!
って言っても、緊張するな~...
もし、友達できなかったら...もし、嫌われたら...うぅ...
なかなかドアを開けられずに、ずっと前で居た。
「...おい。」
後ろから急に、低い声が鳴った。
慌てて声の鳴った方へ向くと、金髪に、猫の様な目....。
「ぶっ...!?」
いきなり大きな手が、私の顔を塞ぐ。
「な、何するんですか...!?」
押さえられて少し赤くなった鼻を押さえて、猫目さんに言う。
「あぁん?何するんですかじゃねぇよ、ずっと入り口塞いでたのは誰だよ。」