高校生の朝、いつもと違う空気、前の私じゃ、もうないんだ。
目の前の鏡を見つめて、改めて知った。
眼鏡も、コンタクトに変えたし、長かった髪は肩の所まで切った。
地味で、ネガティブだった私が嘘みたい。
ちょっと照れくさいこの気持ちを、このリュックに入れ、どうか...神様、
私の事見守っていて下さい。
運命のクラス分け、ここで私の居場所が決まるんだ。
えっと、私のクラスは...あ、
「新入生クラス表」と書かれた白いボードの一番左側には、1年A組のクラス表が書いてある。
1年...A組 広瀬...ん!?あれ?
広瀬 真広になってる、真昼なのに...
大丈夫かな....