それから私達は 砂浜に座って 砂のお城を作ったり 綺麗な貝殻を 探したりして 海を楽しんだ。 「そろそろ帰るか!」 私は一条くんの その言葉を聞いて 辺りを見渡す。 夕方になって空は 夕陽でオレンジ色に 染まっていた。 その空は今まで見た空よりも 何倍も輝いて綺麗に見えた。 それはきっと一条くんと 一緒に見た空だったから。 この景色絶対忘れない。 この海は私にとっても 特別な場所になった。