「もーもっ! 一緒にサッカー部の 見学行こ?」 飛鳥は目をキラキラさせて 私を誘う。 “一条くんに会いたい” 私はそう思った。 でも........。 「ごめん…今日はうち帰るね? 飛鳥見に行っていいよ!」 「えっ!!」 私はかばんを持って 教室を飛び出して 家に帰った。 そして部屋のベッドに 倒れるように寝転ぶ。