「な・・・何?」

「あんた昨日一条くんと

帰ってたでしょ?なんで?」

鬼のような形相で私を睨む。

私は怖くなって泣きそうになる。

そんな私を見て女子たちは

ニヤニヤと笑う。

「何でか聞いてんだよ!!

早く答えろよ!」

その声にビクっとする。

「一条くんが送ってくれたの・・・」

私は怯えながら答えた。

「へーっあんたまさか

一条くんの事好きになったの?」

「すっ好きなんかじゃないよ!」

私はその言葉に首を振って否定する。

「ふーん、ならいいけど。

まぁ、あんたみたいなブスは

一条くんに似合わないし。

一条くんに少しでも近づいたら

こんなんじゃすまないから!!」

そういうと女子たちは

走って帰ってしまった。