『みきちゃんっ……!!!!』


ガバッ!!!!


こんどはなにっ!!!?


『たすけて……っ』


『んん?
ひおり?どうしたの??』


なんで、隠れるのかな。
っておもってたけど、すぐに理由はわかった


『林さん~チョコほしいなぁ』

『おれも!』


……さすが、アイドル……

『だ……だからっ今年は誰にも作ってないのっ……』


『え~やくそくしたじゃんっ!!』


『……してないもんっ』


まだがゃがゃいってるやつら。

『ったく……ひおりが約束してないっていってるでしょ!?ほかをあたりなさい!』

『えーけど、林さんからほしい!』

『あのねぇー!!バレンタインは好きなひとにあげるものなの!都合よくもらえると思わない!』


『!!!!
じゃあなに!林さん好きなひといるの!?』


『え……////』


『うわまじかよー
……だれそれ?アイドル独り占めとか……』


私の背中に隠れてたひおりだったけど、
その時だけは前に出てきていった


『……私の片想いだもんっ!!!……それに…………わたしのことアイドルなんていったりしないもんっ!!!』


すこし唖然としてた

そりゃそうだ。
この学校のアイドルっていわれてるひおりが片想いしてるんだもん。

けど、わたしは、片想い?とも言えないような気がするんだけどな……

まぁ、両思い……ともいえないような曖昧な感じなんだけど。