「おい、豹こんなとこでなにしてんだ?」

廊下側の後ろの扉の前に立って、
レオの歌声をきいてた俺をみつけて
山上が近づいてきた。

「しっ!れおに気づかれる。」

山上は不思議そうな顔をして、
俺の隣にたった。

「。。。これ、レオが歌ってるのか?」

山上は驚いた顔で黙って聞いた後、
その場を立ち去った。