「俺、れおのことが好き。友達としてじゃなくて、男として好き。
今のままじゃ嫌なんだ。
だから付き合って?」

繋いだ手から、絶対緊張が伝わってる。
けど今はそんなことどうでもいい。

れおはすごく可愛い。

目はクリクリだし、あんなに活発なのに肌は白いし、まつ毛もとっても長くてお人形さんみたいだ。
笑った顔なんて、ホントに可愛すぎて気絶しそうなくらいなんだから。

そんなれおはすごく鈍感だから、
ちゃんと言わなきゃ伝わらないことは、
他の男たちがれおに告白して振られるのをみて学んだ。

ねぇ、れお。

俺のことどう思ってるの?

もう、可愛い弟キャラからは脱出したんだよ?

れおのためならヘタレにもならない。

れおの気持ちが知りたいんだ。

れおは、俺のこと好き?

れおの微笑みかける先が俺だったらどれだけ幸せなことか。