「…り!じゅり!珠璃っ!」


アタシの名を呼ぶ声に、目を覚ました。
目を開けると、賢也が居た。


「珠璃!大丈夫か!?」

「夢、か…」


アタシの額は汗で濡れていた。


「珠璃?大丈夫?」


賢也、ジェームスさん、エレナさんの三人がアタシの顔を覗き込んでいた。