「…では、異次元の世界へとご案内します。
でも、これだけは注意してください。必ず誰かと手を繋いでいる事。
でないと、別の異次元に行って、一生帰って来れなくなるので」

「え~…?」

「あの…、手…、…?」

「あっ…、…?」

「~…!」

辺りがざわつく。
アタシは賢也をチラッと見た。すると賢也は、小さく口を開いた。