「レディース&ジェントルマン!」


ジェームスさんが声を張り上げて言った。皆の視線が、ジェームスに集中する。


「今夜はお忙しい中、お越しいただきありがとうございます!
今宵、貴方達を私達、魔法堂が創りだした異次元の世界へとご案内します。
詳しい説明は、向こうに着いてからにします!
それでは、みなさん。床に描かれた魔法陣の中にお入り下さい!」


ゾロゾロと、アタシ達以外の人達が、言われた通りに中に入っていく。
アタシはボーッとそれを見ていた。