「パーティーは簡単に言うと、魔法堂主催のゲームみたいなものなんだ。そのゲームに勝った人は、賞金100万円と、この魔法堂の権利書が与えられる」

「ゲホッ!ひ…、ひゃくまんえん!?権利書!?マジですか!?」


レモンティーを飲んでいた賢也が吐き出した。


「賢也…」

「ゴメン、ゴメン!」

「あははっ!大丈夫?」


ジェームスさんが笑いながら、ティッシュを差し出した。


「ありがとうございます…。すんません…」


賢也は、顔を真っ赤にしながら、ティッシュを受け取った。