「珠璃は、紅茶が嫌いで、ココアが好き。だから、ココアにしといたよ。それから、賢也は、レモンティーね♪」


アタシと賢也は、口をポカンと開けていた。何故なら、全て合っていたから。


「あのっ…!」


アタシは耐え切れなくなって、ジェームスさんに聞いた。


「どうして、分かったんですか…?アタシが、紅茶嫌いで、ココアは好きだって…」

「俺も!何でレモンティーって…。俺、ジェームスさんにそんな事言った覚え無いんすけど…?」

賢也もアタシと同じ思いだった。