「いらっしゃーい♪」

「いらっしゃいませ」


アタシ達が入るとすぐに、ジェームスさんとエレナさんの声がした。


「そろそろ来る頃だと思ってたよ。さあ、こっちにおいで」


ジェームスさんは、ひょいひょいと店の奥で手招きをした。
アタシは、『そろそろ来る頃だと思ってた』の意味が分からなかったけど、とりあえず奥へ行った。賢也もアタシに続いた。