「…パーティーって何するんだろ?」


アタシが先に口を開いた。


「そんな事、俺が知るかよ…」

「…そうだよね」


アタシは苦笑した。それが向こうにも分かったのか、賢也は何笑ってんだよ、と言った。


「戸川は行かねぇのか?」

「うん。林檎がパーティーに来たら、面白くなくなるんだって」

「誰がそんな事言った?」

「ジェームスさん」

「あの男か?」

「うん」


アタシは素直に返事をした。