―ピッ!
―ザァァアァ…。
「もしもーし?ジェームスさん、聞こえますか?」
「………賢也?」
しばらくして、はっきりとしたジェームスさんの声が聞こえた。
「はい。俺ら、集会行かないんで、始めちゃって下さい。」
「…分かった。珠璃と一緒に居てよ?」
「分かってます。じゃあ。」
「後でね。」
―ピッ!
「はい。」
賢也は、ジェームスさんとの短い会話を終わらすと、アタシにネックレスを返した。
アタシはお礼を言ってから、また首にかけた。