「キャァァアァア!!」
「珠璃っ!」
あの子の視点になってから、初めて声が出せた。と同時に、誰かに肩を掴まれた。
自分が目を閉じているのに気付いた。
そっと目を開けると、トイレに居たはずの体が、ホールの床にあった。
「え…?」
「珠璃っ…!よかった…。」
「アタシ…?」
「アタシに抱き着いた瞬間、倒れたんや。大丈夫か?」
アタシの隣にはみどりが居た。
アタシの周りには、みんなが集まっていた。
「また夢見たの?」
ジェームスさんが、アタシに聞いた。
「和樹は…?」
賢也が言った。
「和樹?和樹は死んでるよ。」
「は?」
「2階の男性用トイレで死んでる。早く、誰か行ってあげて。でもグロいのダメな人はやめた方がいいよ。真っ赤だから。」
アタシは自分でも驚くほど、淡々と話していた。
「珠璃っ!」
あの子の視点になってから、初めて声が出せた。と同時に、誰かに肩を掴まれた。
自分が目を閉じているのに気付いた。
そっと目を開けると、トイレに居たはずの体が、ホールの床にあった。
「え…?」
「珠璃っ…!よかった…。」
「アタシ…?」
「アタシに抱き着いた瞬間、倒れたんや。大丈夫か?」
アタシの隣にはみどりが居た。
アタシの周りには、みんなが集まっていた。
「また夢見たの?」
ジェームスさんが、アタシに聞いた。
「和樹は…?」
賢也が言った。
「和樹?和樹は死んでるよ。」
「は?」
「2階の男性用トイレで死んでる。早く、誰か行ってあげて。でもグロいのダメな人はやめた方がいいよ。真っ赤だから。」
アタシは自分でも驚くほど、淡々と話していた。