「はい、すみません。失礼します」


アタシ達が、店を出ようとすると…。


「珠璃さん、賢也さん」


いきなり名前を呼ばれた。


「明日は、2丁目にある図書館に店を出すつもりですので、よろしければ、おいでください」


エレナさんはそう言うと、ジェームスさんと同じように店の奥に消えた。