『ん…。』





ベットの中で寝ている人が寝言を言った。少し低めだったから、多分男の人だろう。





―コイツナラ殺シテモイイ?





「世の中殺してもいい人間なんて一人も居ない。」





―ソンナノキレイゴトダ!!





いきなり声を張り上げたから、アタシは少し戸惑ってしまった。